2026.08.19
「せっかく宮城でマイホームを建てるなら、庭にウッドデッキをつくってバーベキューや日向ぼっこを楽しみたい!」そんな憧れをお持ちの方はとても多いですよね。その一方で、「天然木はメンテナンスが大変って聞くけれど、人工木だと安っぽく見えないかな?」という素材選びの迷いや不安の声を、俺たちも現場でよく耳にします。その不安、俺もよくわかります。ウッドデッキは外に作り、長く使うものだからこそ、どちらが自分たちの暮らしに合っているのか、しっかり整理して選びたいですよね?
今回は、大工の視点から天然木と人工木のメリット・デメリットを整理し、宮城県の気候に合わせた設計の工夫について分かりやすくお話しします。
ウッドデッキの素材を選ぶとき、まずはそれぞれの特徴を知ることが大切です。天然木と人工木には、質感やお手入れの面で異なる魅力と注意点があります。どちらが良い悪いではなく、ご家族のライフスタイルにどちらが馴染むかで判断していきましょう!
天然木の最大の魅力は、やはり本物の木だけが持つ豊かな質感と香り、そして足に触れたときの心地よさです。夏場に直射日光が当たっても熱を逃がしやすく、素足で歩き探検するお子様やペットにも優しい素材なんです。天然木には、数年ごとに塗装などのメンテナンスが必要な「ソフトウッド」と、非常に硬く耐久性に優れてメンテナンスの手間が少ない「ハードウッド」があります。どちらも年月が経つにつれてシルバーグレーへと色が変化していき、住まいと一緒に味わい深く育っていく過程を楽しめます。
人工木(再生木)は、木粉と樹脂(プラスチック)を混ぜ合わせて作られた工業製品です。最大のメリットは、腐食やシロアリの心配がほとんどなく、定期的な塗装の手間がかからない点です。汚れても水洗いやデッキブラシでゴシゴシ洗えるため、忙しい日々の中でも綺麗に保ちやすいのが嬉しいポイントですよね。ただし、樹脂が含まれているため、夏の直射日光を浴びると表面が非常に熱くなりやすいという特徴があります。夏場に素足で歩く際はサンダルが必要になるなど、あらかじめ暮らしの場面をイメージしておくことが大切です。
素材が決まったら、次は「どう設計するか」が重要になります。宮城県は四季がはっきりしており、冬の積雪や梅雨時期の湿気など、ウッドデッキにとっては過酷な環境になることもあります。長く安心して遊べる空間にするために、大工が現場で実践している設計の工夫をご紹介します。
ウッドデッキは、ただ四角い台を庭に置くだけのものではありません。そこでどんな風に過ごし、どんな思い出をつくっていくかという「暮らしの舞台」なんです!だからこそ、俺たちは「どこで建てるか」より「誰が建てるか」が本当に大切だと考えています!!
例えば、バーベキューをするときに食材を置きやすい造り付けのカウンターテーブルが欲しい、子供が腰掛けやすいようにステップ(階段)の幅を少し広げたい、といった細かなご要望は、図面の上だけではなかなかイメージしにくいものです。打ち合わせから現場管理まで大工が直接担当する体制であれば、現場でお施主様と一緒に「この高さなら座りやすいですね」「ここに目隠しのフェンスをこの高さで作りましょうか」と、実際のサイズ感を見ながら本気でつくり込むことができます。顔の見える職人が一棟一棟に責任を持ち、当たり前の整理整頓や丁寧な施工を徹底することで、何年経っても安心して笑って遊べる頑丈なウッドデッキが完成します。
天然木の持つ本物の質感や経年変化の美しさを愛おしむ暮らしを選ぶか、人工木の持つお手入れのしやすさと綺麗さが続く安心感を選ぶか。どちらの選択肢も、ご家族がウッドデッキで「どう過ごしたいか?」を基準に考えると、自然と答えが見えてくるはずです。まずは、新しいお庭でご家族と一緒にどんな風に笑い、どんな風に遊びたいか、そのイメージを膨らませることから始めてみませんか。